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第二弾 ウォーターフロー式 自動水栓 |
指定の水量で水が止まります 第二弾ウォーターフロー式(水量でストップ)を作ります
次々とアイディアが頭に浮かび、本当に使いやすい蛇口とは何か模索しながら作り続けます
前回は水のON OFF制御ですが、今回は決められた水量が出たらストップする構造です
市販でもフラッシュバルブ水栓で販売されておりますが、アナログ式、今回は毎分流量、合計流量表示付きのデジタルです
例えば10Lで水を止める指示をすれば蛇口から10L水が出たら止まります。
これで蛇口の閉め忘れもありません
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操作方法
セットダイヤルを回すと0Lから90L任意の数量を決める事ができます
今回は最大数量90Lの設定値ですが、プログラムを変更すれば2Lでも1000Lでも変更可能です
プログラムをもっと細かくすれば最低10Lからスタート、最高19Lまでなど設定範囲を自由自在の設定ができるのがこの機械の特徴です、簡単な話、欲しい機能は全てプログラム書き換えで変更ができます |
数量セットが完了したらスタートボタンON
スタートボタンオンで水が出ます |
設定数量が蛇口から出たらストップ
今回の設定値は12L
12L蛇口から吐水されたので機械が蛇口を閉めます |
表示部の説明
瞬間水量
瞬間的の流れる数量を表示します
水量に合わせて目まぐるしく変化していきますので例えば9になるよう蛇口を絞れば1分間に9L水が出ます
設定数量
蛇口から出したい数量が任意で調節できます
今回は12Lにセットされているので、下の合計Lと数字が一致した時点で給水停止になります
合計ml
蛇口から出た合計水量をmlで表示してます
細かい数字まで表示できセンサーの制度を確認できます
合計L
蛇口から出た合計値をLで表示してます
mlまで表示しなくても大体の数字が分かればセットLとの比較がしやすいためLも表示の含めました |
全体構成
左が電磁弁とウォーターフローセンサー
右が制御部と液晶表示 |
今回の主役ウォーターフローセンサー
このセンサーに水が通過するとパルス信号で出力され水の量を測れます、つまり50Lで止めたければセンサーに水が50L通過されたと同時に水をストップすればいいだけの事です。
しかしこれは流量を測るセンサーで水のストップはできません
センサーのパルスはアルドゥイーノに接続して計測 |
ソレノイド電磁バルブ
ウォーターフローセンサーは流量を計測できますが水を止める機構がありません
そこでソレノイド電磁バルブで水の吐水&ストップを制御します
電磁バルブに12Vの直流電源を送れば内部の弁が解放され水が流れる仕組み、ストレーナー付きDC12Vのタイプがなかなかなくやっと見つかった1品です |
アルドゥイーノマイコンを配置して全ての指令の制御をします
水量調節ボリュームをアルドゥイーノに送り、スタートスイッチで電磁バルブ解放指示、流量計測ウォーターフローセンサーのパルスを計算、LCDディスプレイに表示、設定値で電磁バルブを閉じる、一連の作業をアルドゥイーノ1個でこなします
昔はコボルやフォートランなどマシン語の勉強が必要でしたが、今のマイコンは専用ソフトで簡単に素人の私でも電子蛇口が作れとても便利です |
操作説明
1.ボリューム
SETボリュームを回し止めたい数量に数字を合わせます、今回は9LでSET
2.スタートスイッチ
スタートスイッチを押すと電磁バルブが開閉され、水が出始めます
ウォーターフローセンサーに9Lの水が通過すると電磁バルブを閉じ水を止めます
3.リセットスイッチ
全ての数字を0に戻し準備状態に入ります |
こんな蛇口をメーカーも作ってくれれば、年配の方は耳が悪く水の出ている音が聞こえず水の出し忘れで悩んで見えます、これは耳の悪い人あるあるの話なんですが、今回製作の蛇口必ず止まる水栓なら耳の聞こえが悪い老人でも安心ですね |